左見右見 (とみこうみ)? 舟と水 北地 真太郎 (2005年8月号)
2008-09-10 00:00:00
孟子の言葉に「民を貴しとなす。社稷これに次ぎ、君を軽しとなす」とある。今風にいえば、国民がもっと貴重な存在で、次に国家や政府があり、首相や大統領はこれより軽い存在なのだ、といったところだろう。 孟子が生きた時代は紀元前三、四世紀の中国・戦国の世。さすがに孟子というべきか、今から二千数百年も前に、近代民主主義の理念をさらりと語っているのであるから、ちょっと驚かされる。 その後の歴史を振り返ってみても、「君を軽しとなす」時代があっただろうか。いつの世も、つねに君主や宰相が「重く」、庶民は「軽く」、孟子の言葉が活かされるような時代ではなかった。 近年ようやく「君を軽しとなす」時代がやってきたような ・・・ [【月刊中央ジャーナル】アーカイブ ]
関連キーワードカテゴリー:【 左見右見 政治 中国 小泉純一郎 】

